「梅雨冷え」という言葉は
ご存知でしょうか?
俳句の季語に「梅雨寒」
「梅雨冷え」という言葉があります。
雨が降り続く梅雨の冷えのこと。
梅雨の季節に急に冷えることをさします。
梅雨時期に冷えで体調不良に
なる事があります。
その原因、対処法をご紹介します。
梅雨冷えの原因
●気圧の低下
梅雨時期の朝晩の温度差、低気圧。
人は低気圧状態になると、
身体は副交感神経が優位になります。
副交感神経はリラックスの
神経ではありますが、
副交感神経ばかりが優位になると、
代謝が下がり、血液循環も悪くなり、
身体がだるく感じたり、
体が冷えてしまいます。
●低気圧続きで、ヒスタミンが増加
ヒスタミンとは、
炎症物質とも呼ばれ、
これが増加すると肩こり、
頭痛に繋がってしまいます。
また自律神経のバランスが
乱れている時にヒスタミンが
交感神経を刺激すると、
末梢神経を収縮し血流が悪くなります。
それが手足の冷えにつながってしまいます。
●気温の上昇で、身体の芯が冷える
気温が高くなると、熱を逃そうと、
深部の温度が下がりがちになります。
また、この時期は冷たい飲み物も好みがち。
さらに内側から身体を
冷やしてしまう事もあります。
梅雨冷えの対処法には何があるのでしょう
●身体を温める
梅雨時期は、
身体の深部が冷えきっています。
湯船にゆっくり入って
深部まで温めるようにしましょう。
●有酸素運動が効果的
だるさや疲れを感じているのに、
運動なんてと思いがちですが、
適度な有酸素運動は血液循環がよくなり、
酸素や栄養素を全身に行き渡らせます。
肩こりや腰痛の解消にもなります。
運動して汗をかくと、
体が温まり、自律神経も調整されます。
梅雨時期にウォーキングなど
おっくうですよね。
おうちの中で、
簡単なストレッチだけでも
心がけてみましょう。
●バランスのとれた食事・睡眠
偏った食事や、不規則な食事は、
自律神経を乱してしまいます。
バランスのとれた食事、
睡眠をしっかりとり、
身体を整えましょう。
まとめ
梅雨時期の体調不良は
気圧の低下が原因です。
体調不良を感じる方は、
梅雨冷えが原因かもしれません。
身体を温める事を
意識してみてはいかがでしょう。