雨の日は、
「髪型が決まらない」という
お悩みを持たれる方が多いと思います。
髪をセットしても上手くまとまらなかったり、
スタイリングが上手くいっても
外に出た途端崩れてしまったり、
雨の日は、憂鬱だなって思われてる方も多いのではないでしょうか?
クセ毛の方は、
いつも以上にクセが出てしまったり、髪が膨らんでしまったり、
髪の細い方は、
ペタンとなってしまったり、
髪が上手くまとまっていないと、1日気分が乗らないものです・・・
今回は、雨の日も気分よく過ごせる、髪の健康について紹介します。
髪の構造
髪は、3層構造になっています。
●髪の一番外側が、よく耳にする「キューティクル」です。
保護膜のような組織になっています。
キューティクルは、ケラチンタンパク質でできています。
キューティクルは、根元から毛先に向かってウロコ状に重なり合い、
1枚の細胞は6~8枚の層になっています。
●その内側には「コルテックス」
繊維状のタンパク質が主成分になっており髪の90%を占めています。
コルテックス細胞は、「マクロフィプリル」と「間充物質」からできています。
ここには、髪の色を決めるメラニンも含まれています。
●中心部分は「メデュラ」
タンパク質と脂質が主成分のものです。
(細い毛には、存在していないこともあります。)
雨の日に、髪がまとまらない原因とは?
髪のダメージによるものです。
髪が痛んでいると、キューティクルがはがれてしまいます。
湿度が高い日は、このはがれてしまった隙間から水分が入り込み、
吸収した水分が、キューティクルの内側にある「コルテックス」に溜めこまれ、
髪が膨張し、うねったり広がったりします。
また逆のケースもあります。
髪が細い場合や、加齢で髪の毛の栄養が不足していたりすると、
髪の水分が増え、ペタンとなってしまうケースもあります。
ダメージの原因
●ヘアカラー・パーマ
パーマ剤などでキューティクルがはがれ、内部の栄養分が流出してしまうケース。
●紫外線によるダメージ
紫外線を浴び続ける事でキューティクルが損傷を受けます。
頭は、地面から最も高い位置にあり、
実は、一番ダイレクトに紫外線を浴びています。
その量は、顔の3~5倍であると言われています。
紫外線が与える髪・頭皮へのダメージは、想像以上です。
●ドライヤー(熱)などによるダメージ
ドライヤーや、アイロンなどによる熱でタンパクが変性してしまうダメージ。
髪の毛の8割はケラチンというタンパク質で構成されています。
このタンパク質が変形し、髪が傷んでしまいます。
●その他にも、強いブラッシングの摩擦で髪が痛んだり、
ダメージの原因は様々です。
対処法
キューティクルのはがれている状態を、
健康でキレイな状態に近づけることができれば、
水分の侵入する隙を与えなくなり、湿気に負けない髪になります!
髪の太さの平均値は、0.07mmから0.10mmであり、
日頃から、髪を傷つけないよう丁寧なケアをしましょう。
《まとめ》
髪のお手入れは、お顔のお手入れと同様毎日の積み重ねが重要です。
すこやかな髪を保つために、正しいケアを知り、お手入れをしましょう。
髪を健康な状態に近づければ、
雨の日も、気分よくいられるということです。