年間を通して紫外線対策は重要であると言われています。
特に夏は紫外線量が最も増える時期ですので、
万全な紫外線対策が必要です。
今回は、「着る・履く、服の日焼け止め」についてご紹介します。
衣類の機能付き最新事情
『着る・履く日焼け止め』
洋服で日焼け止めをし、オシャレを楽しむ事が出来ます。
「UVカット紫外線対策」などのタイトルで、沢山の服が紹介されています。
機能だけでなく、シルエットやデザインも豊富に揃っていますので、
お好みのテイストで、お気に入りが見つかるはずです。
●夏によく見かける表示
・UVカット素材(紫外線遮蔽率、UPFの表示)
・冷たい(COOL)接触冷感
・速乾機能素材 など
紫外線遮蔽率やUPF値とは何の事でしょう?
●紫外線遮蔽率やUPF値は、
日焼けを防ぐ指数の事を表しています。
日焼け止めクリーム等に書かれてある
「SPF50+」や「PA+++」などは、よく目にすると思います。
繊維製品には、紫外線遮蔽率やUPF値があり、
紫外線遮蔽率「90%」や、
UPF値「50+」などの数値で表わされています。
紫外線遮蔽率について
紫外線遮蔽率(%)➡紫外線をどの程度遮蔽できるかを表している値の事です。
(日本独自の規格)
紫外線遮蔽率の屋外使用時の目安
・紫外線予報弱→紫外線遮蔽率80%以上
・紫外線予報やや強→紫外線遮蔽率90%以上
UPF値について
UPF値➡肌に対する影響に比べて、
布で影響を低減させている程度を示したもの。
(オーストラリア/ニュージーランド規格)
未着用時に比べて、何倍、遮蔽能力を有するかの指標となります。
素肌のまま20分程度で肌が赤くなる紫外線量を想定し、
UPF30は、その30倍の時間(10時間)日焼けを防ぐという意味です。
●表示例
UPF15・20
UPF25・30・35
UPF40・45・50・50+
3つの遮蔽部類に分けられ、
数値が大きいほうが優れた防御という評価です。
『紫外線遮蔽加工とは?
生地を透過する紫外線を遮蔽する加工の事をいいます。
UVを反射させる微粒子を練り込む加工、
UV吸収剤での後加工等があります。』
【参考】<地上に届く紫外線>
UV-A➡長波長紫外線と呼ばれる波長の長い紫外線
(320~400nm)
肌深部の真皮層に到達。
メラニン色素の増加による皮膚の黒化作用を伴い、
シワ・たるみの原因にもなると言われています。
UV-B➡中波長紫外線と呼ばれる波長がやや長めの紫外線
(280~320nm)
肌の表皮層に作用し、多く浴びると、赤く炎症が起きたり、
シミやそばかす、乾燥の原因にもなります。
色素沈着を促進させます。
作用はUV-Aの1000倍。
波長がUV-Aほど長くないため、屋外での日焼けの主の原因です。
まとめ
着る・履く、服による紫外線対策は、
日焼けだけでなく、
肌の老化やシミ、ソバカス、皮膚がんなどの原因になる紫外線が、
肌に直接作用するのを防いでくれます。
メーカーさんの開発は、毎年進化しています。
暑い夏は、機能付き服等を利用し、紫外線対策を万全にし、
快適に楽しく過ごしていきましょう。