柚子の保存方法をご紹介!冷凍や長期保存で美味しさキープ!柚子でキレイも手に入る!?

先日、あるコーヒーショップで、

メニューを見ていたら、

メニューの中に

「柚子ジュース」と「ホット柚子ティー」

というのがありました。

店員さんに聞くと、

旬の果物を使ったサービスで、

どのように作っているかというと、

柚子ジャム、もしくは柚子ソースの

ようなものを作っておき、

それに熱いお湯を入れるか、

ジュースなら炭酸割りにして

出すのだそうです。

これを瓶詰めにしておけば

いい保存法になるではないでしょうか^^

香りも飛ばず、

ゆずのシーズンには

たっぷりゆずジャムを作っておくと

大変便利だと思います。

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柚子の保存方法!丸ごと保存

丸ごとたくさん保存する場合、

乾燥を防ぐためにも

新聞紙で包んでしまいます。

エアコンなど

暖かい部屋なら冷蔵庫に入れます。

1週間以上経つと香りがなくなりますから、

気をつけましょう。

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柚子の保存方法!冷凍保存する方法

たくさんある場合は

新鮮なうちに保存処理をして

なるべく長期利用できるようにします。

◆皮の保存

皮をぬるま湯で洗い、

拭いて組織を潰さないように

縦方向に広く剥きます。

空気に触れると酸化するので、

重ねないように

ラップにぴったり包んで、

フリーザーパックに入れて冷凍保存します。

凍ってしまう前に

他の食材に触れて潰れると

香りの成分を保てなくなる可能性があります。

ぴったり包んで香りが逃げないように、

つぶれないように

冷凍庫に保存しておきます。

皮の内側の白い部分は苦くありません。

外側の黄色い方が苦いです。

白い部分を含めて皮を剥き、

皮同士が重ならないように

ラップをぴったりかけて冷凍すると

香りを閉じ込めておけます。

◆果肉の保存

皮を剥いた後の果肉は

そのままフリーザーパックに入れて冷凍し、

自然解凍して使います。

皮の白い部分を少しつけておきます。

使うときは皮も果肉も自然解凍です。

レンジだと香りが抜けてしまいます。

◆丸ごと一個保存する

また丸ごと一個冷凍する場合は

皮を擦るのに便利です。

少ししか使わない場合はそのまま

また冷凍庫に戻しておきます。

うっかり冷蔵庫に入れてしまうと

香りも抜け、

ぐちゃぐちゃのまま

使い道がなくなってしまいます。

この冷凍保存の賞味期限は1~2か月ほどです。

それ以降は香りがなくなります。

皮を擦る

「擦る」作業を紹介します。

冷凍柚子の皮を剥くのも便利です。

しょうが、ゆずの皮、

レモンの皮を使うときは

それ用の小さい擦り器があります。

しかし、擦っても擦り器の表面の

とげとげの間に挟まって

せっかく擦ったものが使えません。

そこで歯ブラシ状のブラシで

こすりとると、残らずとれます。

新しい歯ぐき用の

小さい歯ブラシでもいいかもしれません。

皮だけ擦って冷凍する場合は

数回分、数日分なら

そんなに香りも飛ばず、

レンジで解凍しなくても

すぐに使えます。

しかしこれは、

比較的香りは飛びやすいです。

さて、これらは生で使う場合、

サラダや、鍋物、汁ものなどに

使うのにはいいですね。

果肉のまま冷凍保存すると、

自然解凍して、

ポン酢に使え、

サラダのドレッシングにもなります。

私は最近、ドレッシングはお酢を使わず、

ゆずを絞っています。

大変便利です。

◆ジュース状にして冷蔵庫保存する

これは、なるべく早く1週間以内に使います。

急ぎの間に合わせるための緊急保存です。

果肉は種を取り除き、

ミキサーなどでジュース状にするか

布巾でこします。

お客さまが数日内に来そうなとき、

ゼリーを作っておくときの下ごしらえです。

砂糖を入れずに

生のしぼりたてを多目に作り、

瓶に入れておきます。

多目のゼリー、

ホット柚子ティーに使えます。

冷凍しておくなら、

先ほどの果肉を冷凍する方法をお勧めします。

種は捨てずに

少量の焼酎につけて置くと

どろどろになります。

時間がなかったら、

とりあえず焼酎につけた種を

瓶に取って置き、

あとで化粧水を作ります。

◆ジャムにして長期保存する

ジャムやソースにして保存しておくと

かなり長く保存できます。

昨年の柚子ジャムと梅ジャムが

まだあります。

酸味が強いジャムほど長く保存できます。

ジャムはパンやケーキに利用するばかりでなく、

料理にも使います。

カレーにコクをだしたり、

料理に甘味を入れたいときは

隠し味になり便利です。

あと、もちろんホット柚子は簡単、

ジャムにお湯を入れるだけです。

冷凍してある擦った皮を

少しそのカップに入れると

おもてなしになります。

ゆずを干して使う方法

ぬるま湯で洗ったゆずを拭いて

香りを逃さないよう

大きめに皮をそぎ落とします。

干す場合は

白い部分はそぎ落とします。

ざるなどに入れて

原始的に天日で干します。

夏は数日で干せますが、

冬場は1週間以上かかると思います。

干せたら虫から守る為、

冷蔵庫に入れて保存します。

使うときは

細かく潰すと香りもでて

薬味として使えますし

飲み物にも使えます。

ゆずの効能

以前、東京高尾の知り合いから

枝にたわわに実ったゆずを

紙袋いっぱいいただいたことがあり、

私はそれをフルに活用しました。

種だってひとつも無駄にしませんでした。

種は化粧水にし、

実や皮はジャムにし、

ジュースやお茶、

贅沢と思いながらお風呂に入れて

ゆず風呂にしました。

さてこんなにフルに活用しているのに

何の効果があるのか、

効能は何なのか、

全く知らないのです。

さて、ゆずにはいったい

どんな効能があるのでしょうか。

種、皮、果肉、果汁、それぞれの効能

代表的な成分について調べました。

◆種に含まれる成分

メラニンの生成が活性化されると

シミができますね。

ゆずの種子からとれるエキスには

ビタミンCより強力な

メラニン抑制作用があるのだそうです。

また、先日ニュースで耳にしたのは

ゆずの日本一の産地、

高知県で取り組まれていた

種の効能についての実験結果でした。

ゆずの種から絞ったオイルを実験、

研究していろんなことが分かったそうです。

本来捨てられていたものから

こんなに効能があるなんてと

驚きの報告でした。

近い将来、

何らかの形で商品化される

ことも期待できます。

*ゆずの種子オイル

肝臓の脂肪の蓄積については

脂肪量が減少し、

脂肪肝や肝がんの予防にもなるそうです。

悪性の脂肪肝の他、

脂肪燃焼、動脈硬化など生活習慣病などの

予防やその効果が期待できます。

と、ここまでがニュースの内容です。

*リモニン

種に含まれる精油成分には

抗腫瘍作用や鎮痛作用、

抗炎症作用や殺菌作用があります。

また、リモニンは発がん抑制成分で

あることがわかっています。

*ペクチン

種の成分で知られているのは

ヌルヌルに含まれているペクチンです。

ビタミンCと一緒に摂ると血行を良くし、

毛細血管の働きがよくなり、

小じわを防ぎ、シミ、

そばかすを薄くする働きもします。

ゆずの皮に含まれる成分

*リモネン

ゆずの香りのもととなる精油成分は

紛らわしいですが、リモネンです。

リラックス効果があり、

リモネンの香り成分は

大脳を刺激し、

α波の帯域を増やしてくれ

うつ病の改善にもひと役かってくれます。

果肉よりも皮に効能成分が豊富にあり、

大多数は成分量も多いです。

*ヘスペリジン

ポリフェノールの一種で、

ビタミンと同じような働きをするので、

ビタミンPとも呼ばれています。

皮の内側の白い部分がヘスペリジンです。

毛細血管を広げ、

血液が流れやすいようにし、

末梢血管まで温まる働きをしてくれます。

ゆずを輪切りにして、

お風呂に浮かべると

香りだけではなく、

皮にある精油分が溶け出し

体を温めてくれます。

冷え症やリュウマチにも効果があります。

  • ゆず風呂の注意点です。

柚子の中のリモネンという成分は

酸化すると皮膚に刺激を与え、

皮膚がピリピリする場合があります。

ゆず風呂などでピリピリ感を感じる人は

袋に入れるか、

皮を乾燥させるかして、

肌への刺激を少なくする工夫をしてください。

*ビタミンC

ゆずの皮には

果汁の4倍のビタミンCがあります。

ビタミンCは

シミやしわの原因のメラニンを防ぎ、

コラーゲンを作る材料になります。

皮のビタミンCは疲労回復にも役立ち、

胃腸を整え、コレステロール抑制の

働きもしてくれます。

クエン酸とビタミンCは

消化吸収を助け、

善玉菌をふやしてくれるのだそうです。

*βカロティン

βカロティンとビタミンCは

抗酸化物質で体の免疫力を高め、

疲れにくい体にしてくれる

働きがあります。

免疫力が下がると、

体内のウイルスなどを撃退してくれる

ナチュラルキラー細胞の働きが低下し、

アレルギーや、

風邪をひき起こしやすくなります。

ビタミンCやβカロティンなどの

抗酸化物質は

ナチュラルキラー細胞を含む

白血球の働きを活発にし、

免疫力を高めてくれます。

ゆず果肉に含まれる成分

私はジャム作りやお酢の代わりに

クエン酸を使う事が度々あるので、

クエン酸の効能も紹介しておきます。

*クエン酸

クエン酸は胃液の分泌をスムーズにして

整腸作用の働きをしてくれます。

また運動したり、

同じ姿勢を長時間していることによって

発生する乳酸を分解して、

疲労を回復させてくれます。

ジャムやゆず胡椒、

ジュースにして飲むと

効率よく摂れるそうです。

クエン酸には減塩効果もあり、

お浸しなどにゆずをかけると、

お醤油の量も少しで済みます。

ゆず果汁に含まれる成分

*カリウム

カリウムにはむくみの原因である

過剰な塩分を水分と一緒に

体の外に出してくれる働きがあります。

高血圧の予防にもなります。

【加熱した時の成分変化】

加熱すると、

皮に含まれるヘスペリジンと

カリウムは熱に弱く、

酸化しやすくなりますが、

酸味、苦み、香りなどの成分には

大きな変化はないようです。

加熱すると、

ビタミンAとビタミンEは

量が増えるので、

ジャム作りをするときや

ホットティーにするときは

いいですね。

さいごに

私はゆずが大好きなのですが、

食べて美味しいだけでなく

様々な効能もある事がわかりました。

これからも美味しくいただいて

さらに健康的に過ごせたら

いいなと思います。

ゆずはやっぱりスゴイ♪

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