子供には元気に育って欲しい、
何でも食べる子になってほしいと
思うことありますよね。
でも、その親の気持ちとは裏腹に、
子供が全然食べてくれない、
野菜を食べない、
いつも同じものばかり欲しがる、
ということがあり、
頭を悩ませている
親御さんも多いと思います。
頑張って子供のために
家のご飯やお弁当を作っても、
全然食べていないと、悲しくなりますよね。
そのような方に
子供のご飯作りの際に
知っておいていただきたい事を
ご紹介します。
目次
<育児イライラ止まらない!子供の好き嫌いが心配!子供は大人より味覚が敏感なだけ>
子供の時に苦手だった食べ物が、
大人になったら食べられるようになった
という話をよく聞きます。
それは、舌で味覚を判断する
「味蕾」というものが
関係しています。
味蕾は、子供時代に発達をし、
大人になるにつれて味蕾の数は
減少していきます。
子供より大人のほうが
味覚に敏感ではなくなるので、
苦手だったものが
克服できるとも言われます。
子供に好き嫌いがあるのは
自然のことだと思います。
味覚が敏感な子供時代のほうが、
好きな食べ物、
嫌いな食べ物がはっきり分かれます。
その度に
どうして自分の子供は
好き嫌いが多いのか悩むより、
どのような味に敏感なのかを、
親がしっかり理解してあげることも
大切になります。
<育児イライラ止まらない!子供の好き嫌いが心配!子供が食べてくれないとき>
私が以前、
園児や小学校低学年の子供たちに
食育活動をしているときに、
一緒にサラダ作りの講座がありました。
出来上がったサラダは、
その場で食べるようにしていましたが、
食べ方として、
1.ドレッシングをかけないで生野菜で食べる
↓ ↓
2.ドレッシングをかけて食べる
という順番で食べてもらっていました。
そうすると、
生野菜のときは
「おいしくない」と言って、
全然食べない子がいて、
ドレッシングを大量にかけた後は
食べるという子が多かったです。
理由を聞くと、
生野菜をそのまま家で食べることがない、
という回答でした。
つまり子供は
今まで食べたことがないものに対して、
気に入る味ではないと、
「嫌い」「おいしくない」と、
思うことがあります。
そうすると、
その味は2度と食べたくないと
思いがちになりますので、
最初に食べるその味が
すごく大切になります。
<いろいろな味を経験することの大切さ>
前途で述べた「味蕾」は、
塩味、甘み、苦味、
うま味、酸味を感じられます。
また、味は「甘味+塩味」のように、
合わさることで、
より美味しくも感じます。
子供は、その味のレパートリーを
知らないことが多いので、
この味をいろいろな味付けを
経験することで、
苦手なものに対しても
抵抗感がなくなりやすくなります。
子供の味覚が決まるのは
3歳~8歳ごろに確定すると言われます。
それまでの間に色々な味付けのご飯を
作ってあげることが
好き嫌いを解消する手助けになります。
<育児イライラ止まらない!子供の好き嫌いが心配!糖質制限が子供には必要なのか>
近年、糖質制限食が浸透しており、
ダイエットを意識する方や、
健康への意識が高い方が
実践していることが多いですね。
それで私も普段、
食を伝える仕事をしているので、
子供に対しての糖質制限が必要なのか、
質問をされることも多いです。
糖質制限しての効果
子供が糖質制限をしての感想で
よく聞くことで下記があります。
●朝寝坊をしなくなった
●集中力が増して、学力が上がった
●体調不良がなくなった
これ以外にも、様々な効果を聞きますが、
子供には糖質も必要という説も多いです。
いろいろな情報がありますので、
正しい物がわかりづらいですが、
一番は様々な食事の方法を
試していただいて、
子供の状態をしっかり確認することが
必要だと思います。
<まとめ>
子供の好き嫌いや、
子供の糖質制限について
ご紹介しましたが、
食の情報は次から次へと
新しいものが発見されますが、
情報だけに惑わされず、
子供を一番近くで見てあげられる親が
子供の体の状態を常に
確認してあげることで、
子供の成長に繋がります。
ぜひいろいろな食事の経験を
サポートしてあげてくださいね。