炭水化物抜きダイエットは、
数年前から頻繁に耳にするようになりましたよね。
みなさん、興味がありますか？
また、これは有効な手段だと思いますか？
これもまたテレビなどで
紹介されている内容を見る限り、
「ごはん、パン、麺を食べない、
またはそれらの摂取を減らす」
ということですが、
果たしてこれが
正しいかどうかということです。
身体のエネルギー源になる栄養素
以前、三大栄養素というものについて
ご紹介しました、以下の表をご覧ください。
【三大栄養素】
| 栄養素名 | 主な働き | 多く含む食品 |
| ①たんぱく質 | 身体をつくる | 肉、魚、卵、大豆製品など |
| ②脂質 | エネルギーになる | バター、植物油、肉の脂身など |
| ③炭水化物（糖質） | エネルギーになる | ごはん、パン、麺、イモ、砂糖など |
6大栄養素の中で、
主に身体のエネルギー源になる
栄養素がこれにあたります。
炭水化物は③に該当し、
1gあたり4kcal、
1日の摂取カロリーの
おおよそ50～65％程度が
理想とされています。
この数字だけ見ると、
生きていくには大切な
栄養素であるということが分かります。
たしかに炭水化物を
まるまる食べなくなったり、
半減させたりすれば大幅な
カロリーカットになります。
よって、
消費カロリーより
摂取カロリーの方が
少なくなるため、
痩せるというロジックは叶います。
では、メリットとデメリットの
比較をして見ていきましょう！
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炭水化物を抜くことのメリット
炭水化物抜きと言っていますが、
正確に言うと『糖質制限』でしょうか。
炭水化物の中に含まれる
糖質がポイントになるわけです。
なぜ糖質の摂取を控えると
良いことがあるかというと、
それは血糖値に大いに関係があります。
ヒトの血液中にある
ブドウ糖濃度（血糖値）を
上げるのが糖質です。
エネルギー源なので
脳を動かすためには
欠かせない栄養素なのですが、
摂取しすぎると
血液中のブドウ糖濃度が
一気に上昇しその後
また一気に下降します。
この動きが激しければ
激しいほど中毒症状が出ますし、
最悪の場合糖尿病になります。
こんな症状が起きる人は、
食事を見返してみてください。
・疲れやすい
・空腹でもないのになんか食べたくなる
・甘いものを食べないと気が済まない
・食後にどっと眠くなる
・集中力がなくなる
実は、疲れたら甘いもの・・、というのは、
血糖値を上げてハイな状態に
いち早く持っていくことができるため、
このように言われはじめたようです。
しかし、裏を返せばただのまやかしなのです。
また、糖質といってもごはん、
パン、麺などの主食から、
スイーツ、お酒に至るまで
いろいろなものに含まれています。
ごはんを食べない代わりに
ケーキを食べるのは栄養が偏る、
ということは誰もが分かりますよね。
食べ物には栄養素
というものがありますが、
血糖値上昇に関して言うと
GI値というものがあります。
実はこのGI値というものが
高ければ高いほど、
血糖値を早く高く上昇させてしまうのです。
うどんよりそば、
小麦粉より全粒粉などと言ったように、
様々ありますのでうまく工夫して
無理のないように制限をしましょう。
糖質制限をすることのメリットは、
このように急激な血糖値上昇を防ぎ、
身体を疲れにくくさせ、
もっとほしいという
中毒状態に陥ることがなく、
暴飲暴食を防ぐことに繋がります。
炭水化物を抜くことのデメリット
デメリットとしてはあまりないのですが、しいて上げると、
・間違えると栄養が偏る
・食費がかさむ
・好き嫌いの多い人は苦戦する
などでしょうか。
栄養素とGI値を
うまく工夫して食事をすれば、
極端に減らす必要はないと思います。
まずはGI値の高いものから
低いものに置き換えてみることから
始めてみてはどうでしょうか。
砂糖の代わりに黒糖、
白米の代わりに玄米のように、
比較的精製された真っ白のものは高く、
精製前のものは低い傾向にあります。
この、精製という過程を経ると、
ミネラルなどの栄養素が
なくなってしまいますので、
栄養素の割合が変わってくるんですね。
まとめ
いかがでしたか？
どんなダイエット方法にも
メリットとデメリットがありますが、
私は糖質制限については大いに賛成です。
糖質の体内での働きを見る限り、
良くないことの方が多いなという
印象だからなのと、
実際に試してみて、
空腹を感じることが
格段に減ったように感じました。
ダイエットはしたことないと言いましたが、
これに関しては体内での変化に興味があったので、
調べ尽くしてやってみました。
私は、生まれてから一度もダイエットをしたことがありません。
156㎝で40㎏、BMI 16.4
腹筋をバキバキにするのが趣味＾＾
ちょっとお菓子をつまむ癖のある人が、
なかなかやめられないのが
いい例ではないでしょうか。
自分の生活スタイルに合わせて、
ぜひ試してみてくださいね！
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