減塩というと、『薄味』のことを
イメージする方も多いと思いますが、
薄味ではなくても塩分を
減らすことができるんです!
みなさんは普段の食事、
味付けはどうしていますか?
市販のタレや〇〇のモト、
みたいなものを使っていますか?
また、味が薄かったときは
どんな調味料を追加でかけていますか?
コレ、ちょっと工夫するだけで
圧倒的に減塩効果があるんです!
それはもしかしたら
日本人ならではの工夫かもしれません。
どうして塩分過多がよくないのか、
減塩にするとどんないいことが
あるのかもご紹介していきますね!
塩分摂取基準
最新の厚生労働省の公表によると、
以下のように定められています。
≪日本≫
★18歳以上男性:
2010年版 9.0g/日未満
↓
2015年版 8.0g/日未満
★18歳以上女性:
2010年版 7.5g/日未満
↓
2015年版 7.0g/日未満
2015年に改訂され、
さらに目標基準値が下がりました。
では、世界ではどうでしょうか。
≪世界保健機構(WHO)≫
★5.0g/日未満
↓
世界165万人の心血管死亡者が
1日5.0g以上の食塩を摂取して
いたということが2010年の
研究結果としてあがりました。
現代人は、知らず知らずのうちに
多くの塩分を摂取しています。
例えば、カップラーメンやスナック菓子は、
1パッケージで1日分の
摂取量上限まで足してしまうものもあるようです。
それに、毎食の食事の調味料ですが、
味が薄いからと醤油や塩、
タレなどを足していませんか?
おいしくしようと企業が
努力をすればするほど、
添加物でいっぱいになるか、
濃い味になっていく傾向があります。
これは、見直さなければなりませんね。
消費者に気に入ってもらい、
購買意欲を掻き立てるためには、
ある意味、中毒状態にする必要があります。
きちんと塩分の使用量を確認してから購入したいですね。
高血圧症とは?
メタボリックシンドロームと呼ばれるもので、
いわゆる生活習慣病のひとつです。
あまり自覚症状はないとされていますが、
虚血性心疾患や脳卒中、
腎不全などの発症原因となるとされています。
成人における血圧値の分類(㎜Hg)
分類 | 収縮期血圧 | 拡張期血圧 | |
至適血圧 | <120 | かつ | <80 |
正常血圧 | <130 | かつ | <85 |
正常高値血圧 | 130-139 | または | 85-89 |
Ⅰ度(軽症)高血圧 | 140-159 | または | 90-99 |
Ⅱ度(中等症)高血圧 | 160-179 | または | 100-109 |
Ⅲ度(重症)高血圧 | ≧180 | または | ≧110 |
収縮期高血圧 | ≧140 | かつ | <90 |
※日本高血圧学会より
高血圧症は、単に緊張状態にあるときでも
高値になるのですが、他の疾病を
誘発する恐れがあるので、
下記のような表も公開されています。
分類 | Ⅰ度高血圧
140-159/90-99 |
Ⅱ度高血圧
160-179/100-109 |
Ⅲ度高血圧
≧180/≧110 |
リスク第一層
(予後影響因子なし) |
低リスク | 中等リスク | 高リスク |
リスク第二層
(糖尿病以外の1-2個の危険因子、3項目を満たすMetSのいずれかがある) |
中等リスク | 高リスク | 高リスク |
リスク第三層
(糖尿病、CKD、臓器障害/心血管病、4項目を満たすMetS、3個以上の危険因子のいずれかがある) |
高リスク | 高リスク | 高リスク |
※高血圧治療ガイドラインより引用
※MetS:メタボリックシンドローム診断基準のこと。
また、現代ではストレスを強く長く
感じているだけでも高血圧になると
されていますので、
改めて食生活を見直す必要がありそうです。
減塩の技ワザ!
ではどうしたら簡単に減塩が
できるのかという点について、
何でもかんでも『減塩』のものを
使えばよいというものではありません。
商品によっては、
塩の代わりに添加物が大量に
使われており、逆効果です。
細かいですが、
ナトリウム(Na)というものは
身体に必要なミネラルのひとつです。
ここで問題になっているのは
ナトリウムの量ではなく、
塩化ナトリウム(NaCL)という食塩の量です。
人工的に作られたものは
ミネラルが抜け落ちたものが多いですが、
天然のものはしっかりと
ミネラルの成分も多いので、
そのあたりはきちんと調べてみましょう。
さて、思い出してみてください、
味覚の中には・・、
『うま味』というものがありますよね!
日本ならではのものです。
うま味は主に『出汁』などが
わかりやすいでしょうか。
最近はカツオの粉末や
ほんだしなどの簡単に
加えられるものが売られています。
いつもは顆粒コンソメを使うところを、
和風出汁に変えたり、
塩の代わりに、出汁の粉末をかけたり、
それだけでも、うま味が増しますので
味が濃くなったという感覚になります。
要するに、しっかりとした味になったり、
深みが出たりということになると、
おいしい!と感じられるようになるんですね。
まとめ
いかがでしたか?
塩は保存するのに最適ですので
いろいろなものに使用されています。
そして、知らず知らずのうちに
多く摂取してしまっています。
味がしっかりしていておいしいものは、
かなりの塩分が使われています。
なるべく調味料を工夫して、
賢く減塩しましょう!
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